今回は、以前に私が救急車を呼んで、救急外来を受診し入院した体験談を綴りたいと思います。
非バイリンガルの私はアメリカの病院を受診して、無事だったのか??
はたまたアメリカの治療費ってすごい高いんじゃないの??
ボリュームが多いので前編と後編に分けて記事にします。
まずは、救急車で病院へ運ばれるまでと、救急外来での診察についてお伝えします。
救急隊員は土足で入ってくる。
まず事の成り行きとしては、ある晩に体調が悪くなり朝まで様子をみたのですが、より悪化し最終的に体を起こすことも出来なくなってしまったため、救急車を呼ぶことになりました。
旦那が電話をかけてくれたのですが、エマージェンシーコールのオペレーターは、いたって淡々としていたそうです。
救急車を呼んでしばらく経ってから、救急隊員が到着したのですが、ここで一つ残念なことが。
今住んでいるアパートはアジア人も多いからか、メンテナンスの人も家に入る時は、靴にカバーをかけて中にあがってきてくれます。
ですが、救急隊員がそんなことをするはずもなく、(どかどか)土足で入ってこられました。
ベッドに倒れながら「ああああ。帰ってきたらまずフローリング掃除しようううう。」と思いました。
到着した救急隊員からはID(免許証かパスポート)の確認を受けた後、容体について質問されました。
病院へ運ばれるタイミングでは、旦那が隊員に、会社で入っている○○保険が適用される病院へ連れて行ってくれと頼んでいました。
隊員の方はこちらのお願い通り、保険が適用される病院へ連れて行ってくれました。
搬送先も決まり救急車が出発すると、車内では旦那と隊員がほのぼのとした会話を展開させていました。
隊員:俺のばあちゃんは沖縄なんだよ
旦那:おー、そうなんだ。good placeだよね。
隊員:君たちはどこから来たの?
旦那:大阪だよ
隊員:ああ、知ってる知ってる。Takoyaki.
旦那:👏😂
😇
ER 緊急救命室
私は今回、Stanford HEALTH CARE(スタンフォードヘルスケア)という病院へ運ばれました。
スタンフォード大学の前にある大きな病院なのですが、スタンフォードの大学病院というわけでは内容そうです。
担架のまま連れていかれたのはEmergency Room。
緊急救命室。
スタッフは皆、ERとは言わずEmergency Roomと呼ぶので、しばらく経ってからここがERだということに気付きました。
え、ERやん。
ドラマやん。
ってなりました。
母が見ている横でよく見ていたので、ドラマで見ていたあの世界観に自分が!!!!ってなったんですよね。笑
先生とは翻訳サービスで会話。
病院での看護師やスタッフとのやり取りは基本的に旦那が英語で対応してくれました
とはいえ、向こうから言われる単語は日常生活では使わないものも多く、その都度、スペルを聞いて意味を検索してくれていました😢
(無限感謝)
容体や治療方針の説明を先生から受ける際には、翻訳ツールが登場しました。
先生が翻訳サービスの会社に電話をかけて、日本語通訳に繋いでもらい、通訳を介して会話するというものです。
先生が英語で病状を話すと、通訳さんが日本語で私に向けて話してくれ、私が「分かりました。」と返事をすると、通訳さんが先生に向けて英語で伝えてくれます。
Mステに海外アーティストが来た時のタモリさんとの会話みたいだなあと思いました。
この翻訳サービスは本当にありがたかったです。
自分の容体についてはやはり心配ですし、丁寧な説明が聞きたいものです。
ネイティブでない旦那にはやはり限界があるので、専門の通訳さんに対応してもらえるのは、感動ものでした。
ちなみに、この少し前に私は「ユージュアルサスペクツ」を見たばかりだったのですが、映画の中で「生存者のハンガリー人に入院先の病院で取り調べをする際、通訳を呼ぶのに時間がかかる」というくだりがありました。
それを見たあとだったので、余計、文明の利器だと感動しました。
アメリカで暮らすようになってから改めて思うのですが、本当に便利な時代に生まれてきました。
感謝感謝です。
さて、次回は入院および治療費のエピソードについてお伝えしたいと思います。