前回に続いて今回は、アメリカでの入院エピソードを綴りたいと思います。
アメリカには日本のような健康保険制度がないため、治療費が高額であることで有名ですよね。ましてや今回は救急車…。いったいおいくらになったのでしょうか!?!?
生年月日は英語ですらすら言えるようになった。
診断の結果、私はひと晩、入院することになりました。
入院中、数時間ごとに血液検査を受けたのですが、毎回、検査技師さん(おそらく)から生年月日を確認されました。
確認自体は日本でも同じことだと思うのですが、英語で聞かれた経験がなかったので、最初は何を質問されているのかさえ聞き取ることが出来ませんでした。
そばにいた看護師さんがShe doesn't speak English.と言って代わりに答えてくれているのを見てようやく、誕生日を確認されていることに気付きました。
ちなみにShe can’t speak English.じゃないんですよね。ネイティブだとdoesn'tを使うのが普通なので、特に感情がこもっているわけじゃないんですが。
英語が話せないことをコンプレックスに思っていた私は勝手に、感動していました
話せないんじゃない。話さないんだ!
何を聞かれているか分かってからは、どやりながら答えてました。
(すみません😇)
入院着はやっぱりあの形。
海外の入院着といえば半袖のワンピース。
やっぱりアレを着ることになりました。
ERを見てたので、ちょっと感動でした🙈
実はあの入院着、前から見るとワンピースのようですが後ろはぱっくり割れていて、おしりが丸見えです。。
私は看護師さんの補助がないとお手洗いに行くことが出来なかった(1人で歩けなかった)ので、恥ずかしさもありましたが体がふらふらの身としては、なるほど便利な形でした。
家族を病室に泊まらせてくれた。
私が泊まった部屋は2人部屋だったのですが、患者は私一人だけだったからか、旦那も泊まるかと提案してくれました。
入院自体初めてのことで不安だったので、この配慮はありがたかったです。
旦那は電動リクライニングではなくエキストラベッド的なので寝ることになったので申し訳なかったですが😭
食事がホテルのルームサービスみたい
体調が戻ってから食事の許可が出たのですが、日本の入院食とはまるで違いました。笑
病院指定のメニューがあるわけではなく 完全アラカルト制です。
実際のメニューがこちら☟
ヨーグルトやフルーツだけでも数種類のフレーバーから選べちゃいます。
オムレツだって中に入れる具を指定できます。(こんなの完全にホテル)
主食はハンバーガーにピザにパスタまで。
丸一日なにも口にしていない中でこんなメニューを見せられたもんで、頼み過ぎました。
お味は薄味なんてことは全くなく、がっつり普通の味付けでした。
治療費はいったいおいくら??
治療費については、救急車と病院それぞれから請求がありました。
退院時に支払うのではなく、数週間後に郵便で請求書が届きます。
ありがたいことに、旦那の勤め先には海外赴任先での治療費を全額補助してくれる福利厚生制度があります。
まず救急車の請求額は、3,000ドルでした。
今の為替だと32万円くらいですね。
会社の補助がなかったらと考えると痛~い出費です。。
続いて病院から届いた請求額。
内容としては、救急診療と入院費用になります。
請求書を開封したところ、
18,500ドルの文字が。
最初は18万円かあ~。意外と安いんだね~。と夫婦で言ってたんですが、数十秒後に2人とも頭の中で考え直し、え、200万じゃない??と急に焦りだしました。
費用は一旦、建て替えて支払う必要があるわけですが、アメリカの口座には18,500ドルも入っておらず、払えない。。。。どうしよう。。。。。と絶望に陥りました。
ただ、請求書をよく見たところ、会社で入っている保険が適用されていない様子。
Insurance Adjusments:$0
UNINSURED DISCOUNT ADJ:-$27,900
下のUNINSURED DISCOUNTは、保険に入っていない患者が受けられる公的な保険のようです。
病院に問い合わせて保険を適用してもらったところ、2,800ドルに修正されました。
やれやれ。ほっとしました。
結果的に救急車と病院代を合わせると60万円くらいということになりました。
ひゃーーーーー。
サンフランシスコへ続く高速道路の道からスタンフォードヘルスケアを望むことが出来ます。
旦那はそこを通る度に「あ、アナザースカイやで。」と言ってきます。
(苦笑)