San Jose ゆとり駐在妻の備忘録

風景写真界の巨匠 アンセルアダムスの写真展へ


ゴールデンゲートパーク内のde Young Museumにて開催されているアンセル・アダムスの写真展へ行ってきました。

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アンセル・アダムス(Ansel Adams、1902年2月20日 – 1984年4月22日)は、アメリカの写真家であり、自然風景写真家として最も有名な人物の一人です。

アダムスは、カリフォルニア州サンフランシスコで生まれ、若い頃から写真に興味を持ちました。彼は自然風景写真のパイオニアの一人であり、アメリカ西部の美しい風景を撮影することで有名になりました。彼は特に、ヨセミテ国立公園の風景を撮影することで知られており、その中でも「Half Dome」や「Clearing Winter Storm」などの作品は特に有名です。

 

アンセルアダムスの魅力

国立公園をはじめ、アメリカの自然風景を写したモノクロ写真は、陰影が芸術的で思わず惹き込まれてしまう作品ばかり。

Clearing Winter Storm, Yosemite 1937

雲・月・雪・霧などさまざまな気象条件との美しいコントラストにもとても魅力を感じます。

時代を越えて愛され続ける作品達は、アメリカ生活の中で目にすることも多いです。(ホテルや病院など色んなところに飾ってあるよ)

そんな名作のオリジナルを見られる貴重な機会ということで、写真展を訪れることにしました🐾

 

名作写真を間近に

Moon and Half Dome, Yosemite National Park, 1960

Old Faithful Geyser, Yellowstone National Park, 1942

Sand Dunes, Sunrise, Death Valley National Monument, 1948

The Tetons and Snake River, Grand Teton National Park, 1942


自分が訪れたことのある場所の写真を見ると、アダムス氏が見たものと同じ景色を自分も眺められたということに感慨深くなります。

 

The Golden Gate before the Bridge, 1932

ゴールデンゲートブリッジ建設以前の写真。美しいですね。



マンザナー収容所の作品も少しありました。この作品集は戦時中に出版・展示され、賛否両論の議論を起こしたそうです。

困難な中でも前向きに生きようとする日系アメリカ人の様子を伝え、良い方向に作用することを願ったアダムス氏。

風景写真家・自然保護運動家として以外の一面も知る機会となりました。

 

写真展ではアンセルアダムス以外にも彼に影響を受けた現代写真家や、19世紀の風景写真家などの作品も展示されていて、過去と現在を行き来する展示内容になっていました。

1868年に撮影されたサンフランシスコの住宅街や、ゴールデンゲートブリッジを定点観測した写真が印象的でした。

 

写真集を買いました

他の作品もじっくり見たかったので写真集を買って帰り、その日の晩に旦那と1ページずつ一緒に眺めました🌛

作品を最も良い状態で人々に見てもらいたいとアダムス氏が出版社として唯一選んだのがリトル・ブラウン社だそうでとても綺麗なプリントでした。

200点以上の作品が収録されていて大満足。

行ったことのある場所・行ったことのない場所・今後行く予定のある場所、それぞれ感じるものが異なり楽しめました。

 

おまけ

美術館の中に充電スポットを見つけました。嬉しいことに無料でチャージすることが出来ました。