San Jose ゆとり駐在妻の備忘録

在宅勤務になって良かったこと


日本にいる方にはよく驚かれるのですが、我が家の夫は3月中旬から今日までずっと在宅勤務が続いています。

GoogleAppleなどは来年春までの在宅勤務をすでに発表していて、日本企業もそれにならって在宅勤務を続けている会社が多いかなという印象です。

今後こんなことは起こらないかもしれない、というか起こって欲しくないといった感じですが、せっかくなので在宅勤務になって良かったことをメモっておこうと思います。
(なんか年末っぽいし)

f:id:us3jose:20200618071822p:plain

一緒に過ごす時間が増えた

やはりこれが一番でしょうか。

それまでの私は、平日は朝から夜まで家に独りでした。

働きに出ていれば職場の人と会うことも出来ますが、働いてはいませんでしたので。

日本のようにショッピングセンターなどでプラプラ出来たらいいのですが、治安の良いサンノゼ と言えど海外ですから日本人女性が一人で出歩くのはちょっと気が引けます。
(毎日のように遊びに出かけるような場所もないですしね笑)

家にこもるのは苦じゃないタイプなので家に独りでいること自体はストレスでも何でもなかったのですが、夫が家にいるとそれはそれでやはり楽しいなと。


限られた人生の中で少しでも同じ時間を一緒に過ごせることは幸せなことです。

大した中身のない会話だったり、考え事をしながらぼーっと相手のことを眺めているだけだったりはするのですが、その間にお互いの理解を深めているような気がします。


赤ちゃんがおられる家庭だと、育児を手伝ってもらえることが出来て助かっているとよく聞きます。

一番かわいい時に一緒に過ごせるのはお父さんとしても嬉しいことですね。

 

ちなみに我が家では夫の作業スペースをリビングに設けていますが、この1年機嫌よく仕事してくれていました。(なに目線。笑)

特に深く考えずにリビングに設置しましたが「東大生の多くがリビングで勉強していた」というのと一緒で、リラックス出来てかつ適度な緊張感もある空間というのが集中しやすくて良いのかもしれません。

夫に休憩を取る時間が出来た

これは特に良かったなと思うことです。

まずはじめに、西海岸は日本との時差が微妙です。
アメリカが夕方になってから日本が動き始めるからです。

駐在員は日本のスタッフと連携を取りながら仕事を進めることが多いですから、日本時間に合わせてのミーティングやメールでのやり取りが発生します。

なので”定時になってからが仕事”と皆さん口を揃えておっしゃります。


そんな感じで朝から働いて夜中の2時くらいまでミーティングをしていたら、かなりしんどいです。

顧客から英語で罵られては神経をすり減らして帰ってくる姿は、今思い出してもかわいそうでした。


その点、在宅勤務になってからは昼間の落ち着いている時間帯の間に休憩を取ることが出来るようになって、フレキシブルに働けるようになりました。

顧客との打ち合わせもリモートに切り替わったことで、お叱りタイムのダメージも和らいでいるようです。

ただ、リモート会議になって余計に英語が聞き取りづらくなったり、気軽なコミュニケーションが取りづらくなったりという面もあり、仕事的にはリモートの弊害は大きいようです。

好きな時間に夕飯を作れるようになった

これは地味に嬉しいこと。

私は要領が悪いので帰ってくる時間を見計って料理を作るというのが苦手で、かといって早めに作っておいて温め直すというのも性に合わず(出来立てを食べたい)、いつも何時からごはんを作り始めようかと悩みながらムダに時間が過ぎていくという日々を送っていました。

(そういうタイプなんです)


在宅勤務になってからは自分の好きな時間に料理を始めて、出来立てを一緒に食べることが出来ています。

完全ストレスフリーです。(どんだけ)

メンテナンスの人と話してくれる

バイリンガル妻としてはこれは大助かり。

メンテナンスを呼ぶ機会というのは案外多く、洗濯機の調子が悪くなったり、電球が切れたり…etc

メンテナンスの人とは英語での会話となるので夫が家にいて対応してくれるのは、まじで助かりました。

コロナ前に一人で対応した時に、適当に返事をしていたら理解していないことが伝わり、メンテナンスのおじさんがメモに書き起こしてくれたのはいい思い出。笑

普段使わない単語が出てきたりするので難しいんですよね。

(そういうレベルの問題ではない)

重い荷物を運んでくれる

小さいことですが書き残しておきましょう。

買い物は平日の間に一人で行くようにしているのですが、3時間ほどかけてスーパーをハシゴして帰ってきたらその時点でスタミナ切れです。

そんな時に水やらビールやらお米やらを家に持って入るのを手伝ってくれる彼がいるのは大きいです。

さらに、買ってきたものを棚にしまうという能力も最近身につけてくれたので、これも嬉しい。

在宅が終わればこれも終わってしまうんですね。。笑

エクセルの数式を教えてあげた

夫が受けた恩恵の小ネタも最後にひとつ。

業務柄エクセルでの作業がこれまで少なかったらしく、夫は関数に疎いです。

その反面、私は1日の大半をエクセルで作業する「withエクセル」な仕事内容だったので、事務作業で使える数式は習得済みでした。(いうて基本的なものですが)


ある日エクセルで結構な量のデータを加工する場面があり力技で頑張ろうとしていたので、ちょいと技を伝授したところあっという間に作業を終えることが出来て大変ありがたがられました。笑


ある程度の年になるとそんな小さなことは周りに聞きづらいし、周りもアドバイスしづらい雰囲気はありますよね。

いずれにせよ、役に立てて何よりです。



これを機にコロナが無事に終息した後も在宅勤務をしやすい職場環境になってくれたらいいなと思う今日この頃です。